| 設立年 ・・・・・ １８９６年 所有者 ・・・・・ バカルディ社 発酵槽 ・・・・・ オレゴン松×６基 蒸留器 ・・・・・ 初留×２基 再留×２基 仕込水 ・・・・・ ピティリー川 ブレンド銘柄 ・・・・ デュワーズ、ブラック＆ホワイト 所有地 ・・・・・ aberfeldy,perthshire ℡ ０１８８７－８２２０１０ |
| 歴史 | １８９６年。パースのジョン・デュワーズ＆サンズ社によって創業。 同社のデュワーズのモルト原酒の確保のために建てられた。 その後、ＵＤ社の傘下に入り、１９９８年バカルディ社に買収されそれ れを機にビジターセンターともども大改造された。２００万ポンド（約 ３億８０００万円）を投じた投じた最新のビジターセンターは「デュワ ーズ・ワールド・オブ・ウイスキー」と称され、スコットランド随一の 規模を誇り、観光客を集めている。 |
| 立地 | パースとインバネスを結ぶ幹線道Ａ９号線を、ピトロッホリーの手前で くだり、ティ川沿いに西に１５キロ行った所。ティサイドと呼ばれるテ ィ川沿い一帯のリゾート地のはずれに位置しているアバフェルディ村。 以前ティサイドにはピティリー蒸留所もあったが、１９世紀半ばに閉鎖 されてしまった。 デュワーズの先祖の地であったことと当時パースとの間で交通（鉄道） に恵まれていること。またピティリー川の水を使用できるところから選 ばれた。 |
| 名前 | ゲール語で「パルドックの河口」の意味。 |
| ポットスティル | 大型のストレートヘッド型で、初留、再留釜合わせて４基。 |
| 水 | ピティリー川の水を使用。ピティリー蒸留所も使用していた良水。 |
| 逸話 | 蒸留所の背後には美しい森が広がっている。そこにはスコットランドで 見られなくなってきた赤リスが棲息している。ＵＤ社の頃の花と動物シ リーズとして商品が出ていたころにはラベルに赤リスが描かれていた。 |
| （祓） 軽めのウイスキーであり、実にスムーズに飲み進むことができる。 未だバカルディ社になってからのボトリングは飲んだことがない が、良い形で出してきているようである。 個人的にはシグナトリーの麦系の甘さが出ているのが良い。しか し、若いと少しばかりアルコール感が強い。けれどもバランスは しっかりと取れている。 ＵＤの花と動物は結構どの商品をとっても旨いと思われるが、こ のアバフェルディもそんな気がする。しかし、個性という言葉を すりかえた刺激しか求めていない人に対しては、それほどの価値 を見出せないでいるようである。 |