| 設立年 ・・・・・ １８２４年 所有者 ・・・・・ シーバス・ブラザース社 発酵槽 ・・・・・ オレゴン松×８基 蒸留器 ・・・・・ 初留×４基 再留×４基 仕込水 ・・・・・ ジョージの泉 ブレンド銘柄 ・・・・ シーバス・リーガル、クィーンアン、 サムシングスペシャル、パスポート 所有地 ・・・・・ minmore,ballindalloch,banffshire ℡ ０１５４２－７８３２２０ |
| 歴史 | ●１９２４年 政府公認第一号としてジョージ・スミスが創業 |
| 立地 | |
| 名前 | ゲール語で「静かなる谷」 |
| 原料 | |
| 発酵 | マッシュタンに投入するグリスト量は１２トン ウォッシュバックはオレゴン松 ８基 |
| 蒸留 | ランタンヘッド型 合計８基 |
| 水 | 蒸留所後方の丘の中腹にあるジョージの泉と呼ばれる井戸水 |
| 熟成 | ３分の１をシェリー、３分の１をバーボン、残りハプレーンカスク |
| 逸話 | ●１８２４年という年は、密造時代が終わり、酒税法の改正に伴い 政府の認可が必要となった。その第一号としてグレンリヴェットは 記録されている。 創業者のジョージ・スミスは当初裏切り者として命を狙われること もあり、護身用のピストルを離さず持っていたらしく、そのピスト ルは現在蒸留所に展示されている。 ●政府公認の代名詞となった名声にあやかろうと勝手にグレンリヴ ェットを名乗る蒸留所が増え、１８８０年に訴訟を起こし、勝訴し た。以来、単独で「グレンリヴェット」を名乗って良いと「ザ」の 定冠詞をつけた。 |
| （祓） 個人的にはおとなしすぎてあまり飲む機会がない。しかし、フルーテ ィーな感覚のモルトとしてファンは多い。グレンリヴェットは何回に もわたり輸入業者が代わり、そのたびに味が変わってきた。これは業 者のせいではないが、古い輸入業者の表記があるオールドボトルを探 している者も多くいる。 確かにクォリティーは高く、ここ数年の間に出されているセラーコレ クションなどは非常に良い。１２年のフレンチオークもなかなかの出 来ではなかろうか。 この蒸留所の酒はあまりボトラーのイメージがないが、ゴードン＆マ クファイルのグレンリヴェットは「スミスのリヴェット」もしくは、 「ライオンマーク」として有名である。その他にもいくつかのボトラ －ズが製品化しているが、オフィシャルの商品とはまるっきり別の味 を出している感じがあるので、飲み比べてみるのも楽しみのひとつで ある。過去にあった、アーガイブの２１年などはフルーツの熟成を通 り越して、腐るか腐らないかのぎりぎりのような緊張感のある味わい をだしている。これはこれで絶品である。 |