ISLE OF JURA
(アイル・オブ・ジュラ)

設立年    ・・・・・  1810年
所有者    ・・・・・  キンダル・インターナショナル社
発酵槽    ・・・・・  ステンレス×6基
蒸留器    ・・・・・  初留×2基 再留×2基
仕込水    ・・・・・  マーケット・ロッホ
ブレンド銘柄 ・・・・   マッキンレーズ、スコッツグレイ、クルーニー など
所有地    ・・・・・  craighouse,jura,aegyll
               п@01496−820240

歴史 1502年 密造酒を作っていた。
1810年 創業(その後20世紀に入って地主ともめ約50年間
      閉鎖されたままであった)。
1963年 現在の蒸留所がオープン
1995年 インバーゴードン系列より、ホワイト&マッカイ・グ
      ループが買収
立地 アイラ島の北東に位置する南北40キロ、東西10キロの細長い島
クレイグハウス村の中心に位置する。
名前 ヴァイキングの言葉で「鹿の島」
原料 麦芽は主にアイラ島のポートエレン製麦所から仕入れているが、特
筆すべきはまったくピートを炊き込まないこと
発酵 6基あるウォッシュバックはステンレス有蓋式で容量はそれぞれ4
9、000リットル。発酵に要する時間は約50時間という
蒸留 ランタンヘッド型のポットスティルが4基容量。容量は初留釜が2
4,500リットル、再留釜が25,500リットルだが、床から
の高さが27フィート(約8メートル)もあり、数字以上の大きさ
を感じる。
仕込水は背後の丘の上にある湖、通称マーケット・ロッホ(昔牛飼
いたちがマーケットに牛を運ぶ際、この湖のそばで休憩し牛に水を
飲ませたことからそう呼ばれている)の水を利用しているが、こち
らは反対にかなり濃いピートの水
熟成
逸話 島に渡る交通手段は、車が6〜7台も乗れば1杯になってしまう
小さなフェリーしかない。人口わずかに200人。

蒸留所建設ではナンバーワンと言われたデルム・エヴァンスが担
当。


(祓)   ジュラを島物と考えた時に、何ら面白くない酒という思いがあっ
      たそれは、特製というものが乏しいからである。しかし、対岸に
      あるアイラとの区別をするためにピートの炊き込みをしないとい
      う事が面白さになっていると思っている。その変わり、ピートの
      香りがないというわけではない。上記にもあるように、水がその
      役目を果たしているからだ。
      ボトラー物としては、ザ・クライズデールが麦の味を強調してい
      るのに対して、ケイデンヘッドなどは樽との融合を強調している
      ので、それも楽しみの一つである。キングスバリーや、シグナト
      リーなどの老舎も面白い造りのジュラを提供している。

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