| 設立年 ・・・・・ １８４５年 所有者 ・・・・・ UDV社 発酵槽 ・・・・・ カラ松×３基 蒸留器 ・・・・・ 初留×１基 再留×１基 仕込水 ・・・・・ ロッホナガー山麓の湧き水 ブレンド銘柄 ・・・・ VAT６９、ジョニーウォーカー・ブルーラベル 所有地 ・・・・・ crathie,ballater.aberdeenshire ℡ ０１３３９－７４２７１６ |
| 歴史 | １８４５年 地元の資産家ジョン・ペグが建設。 |
| 立地 | |
| 名前 | ロッホナガーとは、ディー川沿いで一番高い（標高１，１５６メー トル）山の名前で、ゲール語で「岩の露出した湖」の意味。 |
| 原料 | |
| 発酵 | |
| 蒸留 | ポットスティルはストレートヘッド型で２基 |
| 水 | |
| 熟成 | |
| 逸話 | ●ロッホナガー蒸留所があるディー川の上流域は英王室の夏離宮バ ルモラル城があることから、別名ロイヤル・ディーサイドと呼ばれ ている。 ●詩人のバイロンは幼少時にこのディーサイドに暮らし、「荒々し くそして神々しく突き出た岩、ロッホナガー山の暗く威圧的な姿よ …」とうたっている。もっとも、イギリス人には、バイロンよりも チャールズ皇太子が書いた童話「THE OLD MAN OF LOCHNAGAR」 のほうがなじみがあるだろう。 ●ジョン・ベグがロッホナガー蒸留所を建てた３年後の１８４８年 に、偶然にもヴィクトリア女王が隣のバルモラル城を買い、夏の離 宮とした。ベグはさっそく隣人に、「一度自分の蒸留所を見学に訪 れませんか」という手紙を書いた。女王の夫君アルバート公が大の 機会好きと聞いていたからだ。すると翌日の夕方、何の連絡もなし に突然女王一家が蒸留所を訪れたのだ。女王夫妻をはじめとするロ イヤルファミリー一行は、ベグの案内で蒸留所を見て回った。 この突然の訪問から数日後、ベグのもとに「王室御用達」を許可 するワラント（勅許状）が届けられた。以来、ロッホナガーは頭に ロイヤルを付けて呼ばれることになったのだ。実際、女王夫妻はロ ッホナガーのモルトが大のお気に入りで、とくに女王は愛飲の特上 ボルドーワインにロッホナガーを数滴落としてよく飲まれたという。 フランス人が聞いたら卒倒しかねないこの飲み方が、ヴィクトリア 女王だけの習慣に終わったのは、両国にとって幸いであったという べきだろう。 |
| （祓） １２年物は実際に飲むと、可もなく不可もなくといったところ であるが、まずまずである。しかし、スペシャルリザーブはや はり良質らしい（飲んだことがないので…） 他にも数社からボトラーズとして流通しているが、秀逸ともい える物の一つはダグラスレインのロールド＆レアの長期熟成の ものである。ビターチョコのような甘さとコクを備えている。 そんな中に、ぎりぎりの樽香を付けているところが憎らしい。 やはりもともと重みがあるハイランド系らしく、どこまでも熟 成に耐えられる力強さはあるのだろう。 |