| 設立年 ・・・・・ １９６６年 所有者 ・・・・・ 発酵槽 ・・・・・ 蒸留器 ・・・・・ 初留×２基 再留×２基 仕込水 ・・・・・ ペンワップルの貯水池 ブレンド銘柄 ・・・・ グランツ 所有地 ・・・・・ girvan,ayrshire ℡ 閉鎖年 ・・・・・ １９７５年 |
| 歴史 | １９６６年 グレンフィディック、バルヴィニー蒸留所を所有する ウイリアム・グラント＆サンズ社がカーヴァン・グレ ーン蒸留所（１９６３年建設）内に建設。 １９７５年 生産過剰とウイスキー不況により閉鎖。 |
| 立地 | |
| 名前 | カーヴァンとは「短い川」レディーバーン（貴婦人の川） |
| 原料 | |
| 発酵 | |
| 蒸留 | 初留がストレート、再留がボール型で、各２基ずつ |
| 水 | １０キロ離れた ペンワップル貯水池の水 |
| 熟成 | |
| 逸話 | ●第二次世界大戦の戦前・戦後の不況後に、モルトウイスキー原酒 の不足に悩まされた各社は、モルトウイスキー蒸留所を併設した。 原酒不足の原因はアメリカ市場でブレンデットスコッチが馬鹿売れ したからである。 ●カーヴァンはロバート・バーンズ（国民的詩人）ゆかりの地とし て知られるエア州の海岸部にあり、蒸留所は海岸道路から少し内陸 にはいったところにある。周囲は一面の大麦畑で、広大な敷地に立 つ巨大な建物群は、遠くからでも目立つ。 ●一時期アメリカ市場で１０年物のレディーバーンが販売されたこ とがあったが、それ以降は世に出たことが無く、久しく幻のウイス キーであった。 ところが２０００年から２００１年にかけて、相次いで２種類の ボトルが販売され、モルトファンを驚かせた。１つは１９７３年蒸 留のオフィシャルで、もう１つはゴードン＆マクファイル社の「エ アシャー・ディスティラリー」である。 |
| （祓） グレンフィディックなど比べて少しフルーティーに感じられる。お となしいモルトである。 私が飲んだものは、オフィシャルの１９７３のファイナルボトリン グのものと、過去にリリースされたケイデンヘットのボトリングの ものしかない。それでもあまりお目にかからないボトルだ。 それでもウイリアム・グラント＆サンズ社というとどこかに原酒を 持って居そうだが、ほとんどが同社のブレンドウイスキーであるグ ランツに使用されているみたいだ。 またボトラーズによってはエアシャーなどという別名をつける場合 があるが、そこに意味などがある時があるので、調べてみるのも面 白い。いずれにしても無くなってしまうモルトであるので、見つけ たら飲んでみよう！ |