| 続もがく事 再出発へ ３月のプロテスト後、腰痛の悪化からしばらく練習を休んでいた。 取り合えずという感覚の中で、ノンビリする期間も大事であろうと勝手ながら 思っていた。しかし、それがいけなかった。ノンビリする期間を決めていないの だからいつまで経っても重くなった腰があがらない。腰痛は悪化するばかりで治 る見込みがたたない。数日おきにマッサージへといっても筋肉の張りは一瞬やわ らぐのだが、すぐに戻ってしまう。しかたなく病院へと通ったのだが、数種類の 薬が投与されて終わりである。 決してそれが悪いとは思わない。医者の仕事は現状の状態をどのように治すか であり、その状況になる原因究明ではない。筋肉の張りという点から弛緩剤を飲 む日々が続いた。 少しは痛みが引いたかと思い、練習へといくとまた痛みがすぐにぶり返してく る。そんな日々の繰り返しは、やる気を殺ぎ落とすにはもってこいであった。す ぐに何とかなるさ、と甘く見ていたのだが、日によっては上下の動きが困難で、 階段の上り下りや走る作業などは息を止めなくてはならないほどであった。 ４月はあっという間に過ぎてしまった。ボクシングなどの陸上でのトレーニン グが厳しいぶん、泳げる時は泳ぐのだが、それでも腰は痛みという警告を発して いた。 体重は３月のテスト後から一気に上昇していた。最大で６０キログラム近い！ ６０キログラムを超えることはないのだが、それに近づいている自分が情けなく 思える。しかし、一度堕落した身体はなかなか元へとは戻らなかった。 ちょこちょこと練習をしてもすぐに戻ってしまう。 ５月へと入ると、店、ボクシング以外の用事が多くなり、余計にジムへと向か う日が少なくなっていた。腰痛もキツイ。そんな中で、あるサイトからカイロプ ラクティックのＨＰがリンクされていることに気が付いた。 マッサージに行っても骨が曲がっていると良く言われていたこともあってか、 物は試しという感覚でいってみた。そこが転機であった。しばらくの間は毎週の ように通うことになっているのだが、先が見えてくるとこんなにも気持ちが楽に なるのかと、改めて実感した。ライセンスも交付されて余計にやる気はでた。と はいえ、まだまだ休んでいた感覚が忘れられない。堕落した生活は５月で終わり にしよう。そう思った今日、少しづつでもいいから体力を戻して行こうと思って いる。現在５８〜５９キログラム…６月中に２キログラム落とせればと考えてい る。何とか再出発の目処はたった。試合ができるかはわからないが、もう一度、 もがいてみよう |